会員研修講演会開催
会員研修講演会開催 7月10日
 
 木津川市文化協会に加盟する各サークルの会員は、自分の目標に向かって日々努力されている方々でありますが、そのリーダーたる方は芸術の領域に達するような、より高い目標を目指して研鑚されていると思います。
 しかし、「芸術の領域とは」なにを指すのかという疑問を解くため本講演会を企画致しました。稽古や練習の励みとなり上達に繋がればとの願いを込め、今後も各先生方の話を聞きたいと思っています。

  演題 : 『芸術・美術・芸能』 ― 芸術の役割と語義 ―
  講師 : 上村 博氏
        (京都造形芸術大学芸術学部教授)
 
<講演内容>

 ~芸術とは何かという大きな問題を考える~ 

 『芸術』『芸能』は、元来個人が身につけた後天的な学問、技術及びそれを活用する能力や教養を指していた。
 日本には多くの手仕事や伝統芸が古くから受けつがれてきた歴史がある。しかし、明治以降、西洋の『芸術』を取り入れた時に、その一部は国から『芸術』としてのお墨付きを与えられ、一部には与えられなかったなどの微妙なずれが生じ、それが現在にも続いている。これは日本の文化にとって決して幸福なことではなかった。
 多くの人たちが自主的に表現活動・制作活動を盛んに行いそこに生きがいを見出している今、『芸術』の言葉も元来の考え方に立ち返ってもよいのではないか。
 人が「何かを表現したい。」という欲求を持ち、さらに精進し技量の向上を目指すとき、そこから生み出されたものを広く『芸術』ととらえてよいと考える。


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